米MeLLmoのモバイルBIツールであるRoambiが、FORTUNE on CNNMoneyでTop5 Business Appとして取り上げられ、ReadWriteWebの読者からの投票によりNumbersを抑えbest visualization tool for the iPadになり、そしてWebvisionary AwardsのApp Chop categoryで優勝したりと、最近Roambiが評価される記事を多く見るようになりました。
RoambiはiPadとiPhoneに対応したモバイルBIツールで、RoambiのサイトからログインするとRoambi publisherというWebアプリでデータのインポートや、どのようにデータを可視化するかを設定することができます。
詳しい使い方については、たまには人柱も悪くないさんが紹介していますので、そちらを紹介します。
迫力に飲まれる Roambi
無料で使えるBIツール Roambi (1)
無料で使えるBIツール Roambi (2)
無料で使えるBIツール Roambi (3)
無料で使えるBIツール Roambi (4)
ライセンスには以下3種類あります。詳しくは比較表を参照ください。
- Roambi lite
無料で利用可能で、HTMLテーブル・CSV・Excel・Salesforce CRMのデータをインポートでき、セキュリティはありませんがメールで共有が出来ます。 - Roambi pro
ユーザー1人につき年額$99で、データソースとしてはGoogle Spreadsheetsが追加され、複数人での共有管理できるツールが提供されます。 - Roambi ES3
エンタープライズ版で、SAP BusinessObjects・IBM Cognos・Microsoft Analysis Services・Oracle Hyperion/EssbaseなどのメジャーなBIツールと統合・データ連係できます。
社内に散在しているデータの一元化という点では、メジャーなBIツールに比べると機能がかなり劣りますが、動的な定型帳票と考えると優秀なレポーティングツールだと思います。
一つ驚いたことは、RDB型のデータ構造でなくてもグラフ化が可能ということです。要するに、よく見かける表頭・表側を組み合わせて既に表になってしまっているデータでも、Publisherを使うことによってExcelで作成するのと同じようにグラフを作成できます。
ビジネスドキュメントに革新を起こす「Roambi Flow」
そして、もう一つ紹介したいのが6月中にリリース予定のRoambi Flowです。もう6月も終わってしまうのでそろそろ発表があると思うのですが。
どういうものかは以下の動画をご覧ください。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=KTbmgE4AsO0[/youtube]
これまでビジネス文書といえば、当たり前のように紙でした。
iPadの登場により、ビジネスでもデジタル化した資料をiPadで共有して閲覧するということが珍しくなくなりました。しかし、それはただ単にレスペーパーになっただけで、見ているモノは紙と変わらずiPadを使いこなせていませんでした。
このRoambi Flowでは、デジタルドキュメントに画像や動画だけでなく、Roambi Analyticsのグラフを好きなように配置し表示できるようになるため、これまでのただのデジタルペーパーより大幅に表現力が豊かになります。
当面はエンタープライズ版であるRoambi ES3ユーザーのみが利用可能ですが、2011年末にはSaaSとして一般ユーザーも利用可能になるそうです。
とりあえず正式リリースが発表されるのを待ちたいと思います。