データジャーナリズムの先端を行くNYTimesのビジュアライゼーションが詰まったブログ『ChartsNThings』

 

今月17日にFacebookのIPOが実施され、それに関する多くの記事が書かれました。

IPOの規模はハイテク企業で最大」「過去5年間の米大型IPOで最悪の出だし」「初週は過去10年間で(ほぼ)最悪」など、各紙それぞれの視点でその他のIPOと比較する記事が書かれています。

今回はその中で、The New York Timesがどのような視点でFacebookのIPOに関するデータ可視化を行ったのかを学びます。

過去にThe New York Timesのデータビジュアリゼーションについて取り上げた記事を書きましたが、その後もデータジャーナリズムの先駆者として多くのデータ可視化に取り組んでいます。個人的には英国ではThe Gurdian、米国ではThe New York Timesがデータジャーナリズムの先端を走っているように思います。

インフォグラフィック共有・作成サイトの「visual.ly」のブログでも1ヶ月前に「10 Things You Can Learn From the New York Times’ Data Visualizations」という記事が書かれており、データビジュアリゼーションに関わる多くの人達からも参考とされているよことがわかります。

そのThe New York Timesは今回のFacebookのIPOに関し、2400にも上る1980年以降のテック系企業のIPOとの比較を可視化しました。

このビジュアリゼーションでは5ステップで、以下のことがとてもわかり易く可視化されています。

  1. これまでのテック系IPOではGoogleが最大であった
  2. FacebookのIPOはGoogleの4倍もの規模で最大となった
  3. logスケールで表現し直し、他の企業と比較しやすくした
  4. IPO初日終了時はどうなる傾向にあるのか
  5. そして、3年後はどうなる傾向にあるのか

The New York Timesのビジュアリゼーションが詰まったブログ「ChartsNThings

このビジュアリゼーションはどのような過程で完成に至ったのでしょうか。その過程がブログ「ChartsNThings」で紹介されています。

実は、今回のFacebookのIPOに関するビジュアリゼーションに限らず、このブログ「ChartsNThings」ではThe New York Timesで記事となるビジュアリゼーションがどのような過程で作成されたのか事細かに説明されています。

スケッチのみの場合もあれば、チャートやグラフを使用する場合はRを使ったデータ分析や可視化をしたり、D3などのチャートライブラリなど利用したりと、目的に応じて多種多様な手法が使われていることがわかります。

今回の場合ですと、IPOから3年後どうなるかというビジュアリゼーションでは以下のものが最終形態として作成されています。

今回のビジュアリゼーションを担当されたAmanda Cox氏はこちらの方がスマートであるとしていますが、オンラインではブラウザのスペースも限られ、10秒でわかるようにということで今回のものを作成されたということです。

このように、このブログではデータジャーナリズムの先端を行くThe New York Timesのデータ可視化の様々なTipsが満載です。常に読者のことを考えたデータ可視化は大変勉強になるので、是非こちらのブログを購読してみてはいかがでしょうか。

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