クラウド型データ可視化プラットフォームもここまで来た!ビジュアルプログラミング環境『Quadrigram』がローンチ

 

スペインのバルセロナに拠点を置くBestiario社は今月、ブラウザ上でビジュアルプログラミング言語(VPL:Visual Programming Language)を使い、データのロード・加工・分析・可視化・共有まで可能なプラットフォーム「Quadrigram」をローンチしました。

[vimeo width=”550″ height=”309″]http://vimeo.com/41136214[/vimeo]

Bestiario社は2005年の設立以降、アートと科学の概念を組み合わせ、グラフ理論、幾何学的アルゴリズム、物理モデルや地理的表現などに基づいたフレームワークを使い複雑なデータセットを可視化し、データ理解を可能にするソリューションを提供しており、その経験がこの「Quadrigram」の開発に結実した、ということです。

データ可視化だけを目的としたサービスは最近多くリリースされていますが、最初に列挙した通り、下記のフローをこのプラットフォーム上で直感的なVPL(詳細はこちら)で一貫して行うことができ、完成度がかなり高いツールとなっています。

  1. データロード
  2. データハンドリング
  3. 探索的データ分析・解析
  4. データ可視化
  5. アウトプット共有

このVPLについては実際に動画を見ていただくと、どんなものかわかるでしょう。

[vimeo width=”550″ height=”309″]http://vimeo.com/36892914[/vimeo]

ワークスペース上にモジュールライブラリーというタブが並んでおり、このライブラリーから必要なモジュールをドラッグ&ドロップで自由に配置し、モジュール同士を接続してインフォメーションフローを作成していきます。

ライブラリーには以下の種類のモジュール(詳細はこちらがあります。

  • Data Strucures
    StringやNumberなどのデータフォーマットの宣言や変換を行います。

  • Operators
    単純な計算から、データ抽出やカラーパレット作成などの様々な機能を実行します。

  • Controls
    ボタンやテキストボックス、スクロールバーなどの作成からユーザーシステムのプロパティ取得などのコントロール部分を作成します。
     
  • Visualizers
    基本的なパイチャートや棒グラフから複雑ネットワークなどでデータを可視化します。

  • Resources
    ローカルファイルやデータベース、ソーシャルメディアからAPIで取得、その他のデータ分析ツールなど、ロードするデータソースを指定します。

上記それぞれのリンク先を見て頂ければわかりますが、それぞれのライブラリーには既に多数のモジュールがあり、かなり高度な分析や表現ができるようになっています。

データ解析についても、RやGephiなどのOSSがサーバーサイドで統合されており、テキストマイニングや複雑ネットワークもこの中だけで完結させることができます。両方とも私が日常的に利用しているツールなので個人的にはこれだけでも、とても魅力的です。

サイトではチュートリアルも用意され始めており、今後更に増やす予定となっています。

 

ローカルアプリケーションではなく、ブラウザ上で行うクラウドアプリケーションでここまでのことが出来ることに驚きました。

料金プランを見てみると、ストレージ容量やCPUが心もとないため、ビッグデータ分析には向かないと思われるでしょうが、Quadrigram側としてはビッグデータの定義でいうVolume(容量)ではなく構造化データ・非構造化データのVariety(種類)を解決するサービスとして開発したことをブログ記事でも言っています。

まだローンチしたばかりで登録すれば誰でもすぐに試用できるわけではないため、ネット上でもまだそれほど話題になっていません。

コンセプトとしてはとても素晴らしいツールだと思いますが、実際に利用したユーザからの評価が集まり始めてから、本当に使えるツールかどうかわかってくるでしょう。

      

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