オンラインとオフラインデータを統合・分析可能な次世代Google Analytics「Universal Analytics」を発表

 

先月末に開催されたGoogle Analytics Summit 2012にて、次世代のGoogle Analyticsの革新的な新機能が発表されました。

既にMarkezineが本日公開した記事にて日本語で概要が説明されており、ソーシャルメディア上でも情報が拡散されていることから、その注目度が伺えます。こちらの記事には載っていないその他のスライド画像は、こちらのDigital Marteting Blogの記事を御覧ください。

本日、ビデオリサーチもWebサイトのアクセスログにプロフィールデータを付与する新サービスを発表していますが、正直このUniversal Analyticsの発表によって多少影が薄くなってしまった感は否めないでしょう。

Universal Analyticsの新機能は大きく分けて4つですが、詳細は上記のMarkezineの記事を参照していただくのが良いと思います。

  • Simple Open Measurement Protocol 
  • User ID Control
  • Offline Conversions
  • Dimension Import & Joining

全体を一文で説明すると、以下のようになります。

「PC・モバイル・ゲーム機・テレビ・実店舗など、オンライン・オフライン問わず消費者の全てのタッチポイント(接点)での行動データを一つのユニークIDで紐付けることが可能になり、様々な分析軸からデータ分析が出来るようになる。」

Google Analyticsはこれまで、WebサイトやECサイトの運営者などが主な利用者でしたが、今回の発表により今後デジタルマーケターだけでなく、実店舗のマーケティング担当者にも拡大していくことになります。

このようなツールが増えてくることによって、デジタルマーケティングとアナログマーケティングの部署もしくは担当者が分かれているような企業では、今後連携や統合されていくことになるでしょう。

Universal Analyticsは、まず大手企業からクローズドに試験導入を始め、2013年にオープンβ、正式ローンチしていく予定となっています。

オフラインでの行動からオンライン広告のターゲティングが出来るようになる!?

このUniversal Analiticsによって、オンラインでの行動とオフラインでの行動が統合できるとどのようなマーケティングが出来るようになるのか。その一つシナリオを考えてみました。

Googleは今年の7月に「リマーケティング」機能をGoogle Analyticsに統合しました。この「リマーケティング」機能の仕組みの説明については、Web担当者Forumのこちらの記事が理解しやすいです。

簡単に説明すると、”特定のページに訪れたユーザーを「リスト化」し、リスト化されたユーザーだけを対象に、ディスプレイネットワーク内で広告を表示できるという仕組み”なのですが、このリスト化をオフラインでの行動まで含められたらどうなるでしょう。以下のようなターゲティング広告ができるようになります。

  • 実店舗でシャンプーを購入した消費者に、シャンプーが切れそうなタイミングでオンライン広告を配信し、商品を再想起させる。
  • そのネット広告を見た消費者が、オンラインショップで購入したか、実店舗で購入したかをトラッキングできる。

といった様な、「Offline → Online  → Offline」の行動を一元管理し分析できるようになり、次世代のCRMデータ分析サービスと言えるでしょう。

Googleは今年の5月に開催した「Think with Google-マルチスクリーン時代のマーケティング-」で、オフラインとクロスメディアでの広告・キャンペーン効果測定のプロジェクトである「SSP(シングル・ソース・パネル) Initiative」に関する日本での取り組みを発表しており、今後のGoogleのオフラインを絡めた動向には目を離せません。

 
 

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