Category - データ分析

Google Prediction APIが一般公開され、Google Storage for Developersに対応すると発表

googleio2011

Google I/O 2011が5月10日~11日(現地時間)に行われており、初日のKeynoteでもMusic BetaやHoneyComb、android端末への映画配信など、今年も内容が盛りだくさんです。

その中で昨年のGoogle I/Oで発表されたGoogle Prediction APIが、同じく昨年発表されたGoogle Storage for Developersでも使えるようになり、一般向けに公開されることが発表されました。同時に今まで招待制だったGoogle Storage for Developersも一般公開されています。

Google Prediction APIは、Googleの機械学習アルゴリズムを使うことによって、ヒストリカル(履歴)データから将来予測ができるようになります。Google Prediction APIを使うとどのようなことができるようになるかという例は以下です。

  • レコメンド機能
  • スパム検知
  • 顧客の感情分析
  • ECサイトなどのアップセル分析やチャーン分析
  • ドキュメント・メールの自動分類
  • 言語の自動認識

更にこのPrediction APIを応用すると、以下のことも将来的にできるようになるそうです。
[engagdet 日本版]
自動車の走行を効率化するGoogle Prediction API、フォードと連携

Google StorageでのPrediction APIの使い方は以下の流れになります。

  1. 機械学習に必要なトレーニングデータを用意する
  2. トレーニングデータをGoogle Storageにアップロードする
  3. Prediction APIのメソッドをトレーニングデータに対して呼び出し、モデル構築が行われる
  4. Predictionクエリを送ると、最適な予測結果が返ってくる
  5. もし、トレーニングデータを追加してモデル再構築したい場合、再度全てのデータをアップロードする必要はなく、既存のトレーニングデータに追加して再構築することができる(ストリーミングアップデート機能)

上記の5番は今回公開されたVer. 1.2の更新版からで、もう一つの追加機能として、既に構築されているモデルをメソッドで呼び出すだけで使えるようになりました。このモデルはPrediction Galleryで公開されており、一般のモデル投稿もできるようになっているので、将来的に様々なモデルを自分で構築しなくてもよくなるでしょう。

参照記事:
The official Google Code blog
Google Prediction API helps all apps to adapt and learn
Forbes
Google’s Free Predictive Software

IBMが新しいクラウド分析ソフトウェア「Coremetrics Lifecycle」を発表

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5月3日、IBMが4月に行われたIBM Impact 2011で発表した「Smarter Commerce」構想の製品の一つ、「Coremetrics Lifecycle」を発表しました。

Coremetricsは2010年8月にIBMに買収されたWeb分析ツールで、IBMの既存のECソリューションであるWebSphere CommerceとCoremetricsが統合されたものが 「Coremetrics Lifecycle」です。

Coremetrics Lifecycleの特徴は以下と紹介されています。

  • 各種業態へのニーズを満たすようにデザインされた、ビルトイン・カスタマイズ可能なライフサイクルのテンプレート

  • 顧客のライフサイクルのマイルストーンごとに、オンラインマーケティングプログラムの効果、閲覧されたコンテンツや購入された商品に対して効果的なインサイトを提供

  • 顧客セグメントの迅速なリターゲティングのため、その他のCoremetricsソリューションとのシームレスな統合

既存のCoremetricsとの違いがあまりわかりませんが、WebSphere Commerceとの統合というところからすると、Webサイト(特にECサイト)マーケティングのプラットフォームをクラウドで提供して、顧客の分析から施策まで一貫して行えるようになるということでしょうか。

既存のCoremetricsは、日本では日本IBMとトランスコスモスが協業で販売していくと4月25日に発表しているので、このCoremetrics Lifecyleも同じ体制で国内展開していくと思われます。上の製品特徴では分かりにくいので、トランスコスモスのCoremetricsHPページ(日本語)に書かれている特徴を読むと理解しやすいです。

  • 単一の訪問(セッション単位)では見えない、期間をまたがるユーザのライフサイクルを可視化します。

  • マイルストーンとよばれるチェックポイントを設定し、新規訪問者から初回購入 者、リピート購入者へといった各段階に移行するまでの平均訪問回数、平均日数などユーザのライフサイクルの変化を把握することができます。

  • 各段階への移行に貢献したマーケティングキャンペーンやチャネル、コンテンツ の効果分析が可能です。

  • LIVEmailとの連携により、まだ購入に至っていないリピート訪問者に対してメールを配信するなど、ユーザのライフサイクルに応じたターゲティングメールを配信します。

情報爆発時代の象徴はWebデータですので、この分野は今後も注目していきます。

参考記事:
PR Newswire
IBM Launches New Cloud Analytics Software to Boost Online Marketing Results
AMEinfo
IBM launches new cloud analytics software to boost online marketing results
zawya
IBM Launches New Cloud Analytics Software to Boost Online Marketing Results