Category - 可視化ツール

時系列での相関を調べることが出来る「Google Correlate」が公開

correlate-japan

Googleは5月25日に、時系列での相関を調べることが出来る「Google Correlate」をGoogle Labsで公開しました。

Googleは、どれくらい検索されたかを時系列グラフで表示できる「Googleトレンド」「Google Insights for Search」を提供していますが、「Google Correlate」は”Correlate”という通り、検索語や時系列の数値をアップロードすることによって、それと似た相関のあるものを見つけることが出来ます。この相関を見つける技術は、マンガ風に紹介していますが、Googleがインフルエンザ流行傾向を予測するために28か国で公開した「Google flu Trends」の技術を利用しています。

これまで、自社の商品やサービスの検索ワードと相関のある検索ワードを調べるためには、検索ワードを推測して探さなければ行けませんでした。もしかすると、予想外なワードが相関していると出てくるかもしれません。順番としては、Google Correlateで相関のあるワードを見つけ、そのワードをGoogle Insights for Searchで詳細に調べる、というようになるのではないでしょうか。

ユーザーが利用する方法は以下3つです。

  • 相関を見たい検索語を入力する
  • 時系列データをcsvでアップロードするか、値を直接入力する
  • 時系列のグラフをマウスで描く(Search By Drawing)

相関はピアソン相関係数で計算しているそうで、今のところ正の相関しか見ることはできませんが、逆相関を調べるためには入力する値に”× -1″をしてマイナス値にすることによって調べることが出来ます。

現在、Google Correlateで使用されているデータは、2003年以降のアメリカ全体とアメリカの各州ごとの検索結果のため、現時点では日本語の検索クエリーなどはほとんど使えません。(全く使えないと思いきや、いくつか試してみると時々結果が出る言葉もあります。)

ちなみに「japan」で検索してみると、震災のあった2011年3月当たりでドカンと急上昇していますが、相関結果の4つ目に「japan location」とあります。アメリカ人は日本が地図のどこにあるかあまり知らないと言うことなんでしょうね。


ソーシャルメディア成熟度曲線とソーシャルCRM(sCRM)

CollectiveIntellect

 

 

Collective Intellectという会社は『ソーシャルCRM(sCRM)』のリーディングカンパニー(競合は、日本ではネットレイティングスが提供しているBuzz MetricsやSalesforceに買収されたRadian6)で、『ソーシャルメディア成熟度曲線(Social Maturity Curve)』の各フェーズに沿ってソーシャルインテリジェンス分析ツールを「CI:Insight」というプラットフォームで提供しています。

『ソーシャルメディア成熟度曲線』とはどういうものなのか、これはCollective Intellectがサイトで説明をしています。

企業がソーシャルメディア分析を行う課程は以下のようになるそうです。

  1. ソーシャルモニタリング
    ファーストステップとして、顧客が自社の商品やサービスについてソーシャルメディア上でどのような会話・ディスカッションがされているのかをトラッキングします。

  2. ソーシャルプレゼンス
    ソーシャルモニタリングフェーズで顧客がどのようなメディアに参加しているかわかったら、クリック数増加や自社の新製品・新サービス・キャンペーン認知度向上、インフルエンサーにリンクをシェアしてもらうためにはどうすればいいかの戦略を立案し、実行します。

  3. ソーシャルリサーチ
    顧客の詳細や嗜好などの情報が集まってきて、整理できるようになってきます。これらの情報は、広告・ブランド評価・ロイヤルティ・カスタマーサービス・製品革新等の戦略伝達の助けになります。そして、ソーシャルメディアプラットフォームごとに効果的にエンゲージメントを高める戦略を立てるめ、顧客のセグメント分割を行います。

  4. ソーシャルCRM & ターゲティング
    顧客との関係性が構築でき、顧客ごとに最適な時間・場所に期待に沿った広告・メール・直接的なコンタクトをすることが出来るようになり、ROIを高めることが出来ます。

  5. ソーシャルBPM & エンゲージメント
    最終的に組織内のチームや個人によって適切に収集された情報は、組織内で共有され、更に効率的に分散されたコミュニケーションモデルをワークフロープロセスとして落とし、顧客の興味・意図に裏付けされた答えを提供することが出来るようになる。

更に詳しい情報はHP上にPDFで書かれているので参照してください。

その中で、ソーシャルCRMについては近年、日本国内でも取り上げられています。特に以下の2つの資料は参考になると思います。

■野村総合研究所
2015年度までのソーシャルメディアの進展とCRMへのインパクトを予測した「ITロードマップ」を発表

■ホットリンクの内山氏による発表資料
[iframe http://www.slideshare.net/slideshow/embed_code/6967348 550 442]

 

Collective Intellectの「CI:Insight」というツールはどのようなものなのか、5月26日のブログ記事に2つ事例動画が載っているので興味ある方はご覧ください。

Collective Intellect ブログ
Using Social Media Analytics to Extend Business Intelligence

 

AVOSがReal-Time Business Intelligence PlatformのTap11を買収すると発表

Tap11

 

 

 

YouTube創業者のChad Hurley氏とSteve Chen氏らが設立したAVOS社の最新動向です。

4月27日に米Yahoo!からDeliciousを買収するという報道がされ、日本でも話題になったたばかりですが、AVOSは5月9日、Real-Time Business Intelligence PlatformのTap11を買収すると発表しました。

Tap11のプラットフォームは、マーケティング担当者が実施したキャンペーンの影響をFacebookやTwitterなどを監視することによって効果測定・分析できる単一のダッシュボードを提供しています。

Chad Hurley氏とTap11のCTOであるBraxton Woodham氏の言葉から、Deliciousとの相乗効果を狙っていることがうかがえます。

Chad Hurley氏:
「我々のビジョンは、ユーザーが新しいコンテンツを保存し、シェアし、発見することができる世界最高のプラットフォームを作ることだ。 Tap11の買収により、我々は消費者や企業ユーザーに、公開したリンクのインパクトをリアルタイムで分析する強力なツールを提供できるようになる。」

Braxton Woodham氏:
「我々はChadとSteveと共にTap11を次のレベルに持っていくことに興奮している。10億人以上のユーザーが、ソーシャルウェブ上のデータを体系的にアーカイブ・分析するよいツールがなく、マーケティングインテリジェンスの莫大な損失だった。ソーシャルエコシステムを通して消費・共有されるコンテンツのインパクトを完全に測定するため、我々のボリュームアルゴリズムを活用する予定だ。Deliciousと組み合わせることによって、我々は消費者とパブリッシャーに深い、関連した洞察・レコメンドを提供することができるようになる。」

今後のAVOS社の動向にも目が離せません。

参照記事:
TechCrunch
After Delicious, YouTube Founders Acquire Business Intelligence Platform Tap11
Mashable
YouTube Founders Acquire Social Media Analytics Company Tap11
GigaOM
With Tap11 Buy AVOS Is Playing a Big Game With Big Data
Mobile MarketingWatch
YouTube Pioneers Announce Acquisition of Social Media Analytics Company Tap11

Google、データを地球のグラフィック上で可視化できる「The WebGL Globe」を公開

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5月5日、Googleが様々なデータを地球のグラフィック上で可視化できる「The WebGL Globe」を公開しました。Googleはサンプルとして、Google検索が使用された回数を可視化した「Search Globe」と都市別の人口を可視化した「Population Globe」の2つを公開しています。

開発に使われた技術は、ブラウザ上で3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)を表示するWebGLですが、対応しているブラウザがGoogle Chrome 9以降またはFirefox 4、MacではChrome以外にWebKit Nightlyで、もし対応ブラウザを持っている方は、公式サイトから実際にご覧ください。対応ブラウザを持っていない方用にYouTubeの動画を貼ります。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mpOlpZBZU-A[/youtube]

なぜこのブログで紹介したかと言いますと、このWebGL Globeはオープンソースとして公開されていて、開発者が座標データなど自分の持つデータを使って、独自の“Globe”を作成することができるからです。技術的なハードルは高く、自由度もないですが、未来のBIを見ているようで感動したので紹介しました。

このWebGLで作成された作品が開発者によって少ないですが公開されています。恐らく、このWebGL Globeを使った作品も今後公開されてくると思いますので楽しみです。