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Google、データを地球のグラフィック上で可視化できる「The WebGL Globe」を公開

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5月5日、Googleが様々なデータを地球のグラフィック上で可視化できる「The WebGL Globe」を公開しました。Googleはサンプルとして、Google検索が使用された回数を可視化した「Search Globe」と都市別の人口を可視化した「Population Globe」の2つを公開しています。

開発に使われた技術は、ブラウザ上で3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)を表示するWebGLですが、対応しているブラウザがGoogle Chrome 9以降またはFirefox 4、MacではChrome以外にWebKit Nightlyで、もし対応ブラウザを持っている方は、公式サイトから実際にご覧ください。対応ブラウザを持っていない方用にYouTubeの動画を貼ります。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mpOlpZBZU-A[/youtube]

なぜこのブログで紹介したかと言いますと、このWebGL Globeはオープンソースとして公開されていて、開発者が座標データなど自分の持つデータを使って、独自の“Globe”を作成することができるからです。技術的なハードルは高く、自由度もないですが、未来のBIを見ているようで感動したので紹介しました。

このWebGLで作成された作品が開発者によって少ないですが公開されています。恐らく、このWebGL Globeを使った作品も今後公開されてくると思いますので楽しみです。

 

IBMが新しいクラウド分析ソフトウェア「Coremetrics Lifecycle」を発表

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5月3日、IBMが4月に行われたIBM Impact 2011で発表した「Smarter Commerce」構想の製品の一つ、「Coremetrics Lifecycle」を発表しました。

Coremetricsは2010年8月にIBMに買収されたWeb分析ツールで、IBMの既存のECソリューションであるWebSphere CommerceとCoremetricsが統合されたものが 「Coremetrics Lifecycle」です。

Coremetrics Lifecycleの特徴は以下と紹介されています。

  • 各種業態へのニーズを満たすようにデザインされた、ビルトイン・カスタマイズ可能なライフサイクルのテンプレート

  • 顧客のライフサイクルのマイルストーンごとに、オンラインマーケティングプログラムの効果、閲覧されたコンテンツや購入された商品に対して効果的なインサイトを提供

  • 顧客セグメントの迅速なリターゲティングのため、その他のCoremetricsソリューションとのシームレスな統合

既存のCoremetricsとの違いがあまりわかりませんが、WebSphere Commerceとの統合というところからすると、Webサイト(特にECサイト)マーケティングのプラットフォームをクラウドで提供して、顧客の分析から施策まで一貫して行えるようになるということでしょうか。

既存のCoremetricsは、日本では日本IBMとトランスコスモスが協業で販売していくと4月25日に発表しているので、このCoremetrics Lifecyleも同じ体制で国内展開していくと思われます。上の製品特徴では分かりにくいので、トランスコスモスのCoremetricsHPページ(日本語)に書かれている特徴を読むと理解しやすいです。

  • 単一の訪問(セッション単位)では見えない、期間をまたがるユーザのライフサイクルを可視化します。

  • マイルストーンとよばれるチェックポイントを設定し、新規訪問者から初回購入 者、リピート購入者へといった各段階に移行するまでの平均訪問回数、平均日数などユーザのライフサイクルの変化を把握することができます。

  • 各段階への移行に貢献したマーケティングキャンペーンやチャネル、コンテンツ の効果分析が可能です。

  • LIVEmailとの連携により、まだ購入に至っていないリピート訪問者に対してメールを配信するなど、ユーザのライフサイクルに応じたターゲティングメールを配信します。

情報爆発時代の象徴はWebデータですので、この分野は今後も注目していきます。

参考記事:
PR Newswire
IBM Launches New Cloud Analytics Software to Boost Online Marketing Results
AMEinfo
IBM launches new cloud analytics software to boost online marketing results
zawya
IBM Launches New Cloud Analytics Software to Boost Online Marketing Results

Oracle Business IntelligenceがiOSに対応

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5月3日、Oracle Business Intelligence (OBI) 11gの最新バージョン11.1.1.5が発表されました。

新バージョンの主な追加機能は以下2つです。

  • iPadとiPhoneに対応

    4月中旬に、QlikTechのBIツールであるQlikViewがHTML5によるiOS対応を発表しましたが、それを追従する形でOBIもiOSに対応しました。iOS用にダッシュボードやレポートをカスタマイズする必要がなく、PCで見るのと同じようにiPhoneとiPadで見られるようになります。

 

  • 対応データソースの拡充

    新たに対応したデータソースは、Oracle  TimesTen in-memory database、Microsoft SQL Server Analysis Services、そしてSAP Business Information Warehouseです。

    注目すべきは、TimesTen in-memory databaseです。大量のデータをリルタイムに処理するために、インメモリー技術は欠かせません。しかし、QlikViewのように独自の圧縮技術はあるのでしょうか?もし無いとなると、データ容量そのままのサイズに耐えうるメモリーを搭載したサーバを用意しなければいけなく、やはり資金を割ける大企業がターゲットの製品だと思います。


参考記事:
PCWorld
Oracle Adds IPhone Support to BI, Analytics Software
ComputerWorld
Oracle adds iPhone support to BI, analytics software
betanews
Oracle updates Business Intelligence with iPad in mind
CRN
New Oracle BI Release Supports Apple iPad, iPhone Devices

Microsoftが「BI Labs」を静かにローンチ

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米Microsoftが、4月末に静かに「BI Labs」というサイトをオープンしていたそうです。

これはMicrosftのBIツール群(SQL Server Business Intelligenceに含まれるもの)や、PowerPivot for Excel 2010の利用促進を図ったものと思われます。今のところ5つのプロトタイプとツールを公開していますが、今後どんどん増やしていくそうです。

現在公開されているものは以下。


  • Microsoft SQL Server Data Mining for the Cloud

    SQL Server Analysis Servicesのデータマイニングを、クラウドで出来るようにしたもの。
    サンプルがありますが、実際にcsvデータをアップロードしてもできます。今後公開されるアドインでExcelで出来るようになるそうです。


  • Fuzzy Lookup Add-in for Microsoft Excel 2010

    Excel 2010で二つのテーブルを曖昧にJOINしてくれるツール。

    ダウンロードして試してみたけど、ちょっと面白かったです。日本語に対応しているかわかりませんが(してないんだろうな。。。) 、会社の中でも違う部署で管理しているデータで、同じ会社なのに前株と後ろ株になっていたり 、同じ商品なのに少し名前が違っていたり、そういうデータを曖昧にマッチングできます。


  • MDX and DAX Formatter
    Analysis Servicesなどで使うMDX式とPowerPivotやExcelで使用するDAX式を、整形してくれるツール。

    私はSQLを整形してくれるツールを重宝していますが、本格的にDAXやMDXクエリを使う人にとってはすごい助かるものだと思います。


  • Microsoft SQL Server Reporting Services Log Viewer

    Reporting Servicesのログを可視化できるビューワー。

    まだReporting Servicesで組んだことがないので、どのようなログが吐き出されているのかわかりませんが、今まで自分たちで手組みしていた方達にとっては朗報です。

注意しなければいけないのは、ここに載っているツールなどはMicrosoftの保証範囲外なので、ここにあるものを利用して何か起きてしまっても、サポートしてもらえません。

参考記事:
ZDNet
Microsoft launches a new business-intelligence labs site
ReadWrite
Microsoft Quietly Launches Business Intelligence Labs Site

 

このブログについて

当ブログ「BI for everybody.」は以下2つの目的で開設しました。

  • 国内外のBI(ビジネスインテリジェンス)に関する最新の情報を集める

BIに関する仕事を始めてから、BIに関する情報を集めようとしても、
海外はおろか国内のBIに関するニュースに絞って取り上げるサイトやブログがありませんでした。

BIについてのニュースを、時々発信するサイトを定期的にチェックするのも手間がかかりますし、
海外のBIニュースは全くといっていいほど入ってきません。

そこで、当ブログから国内外の最新BI事情を発信していきます。

  • BIをさらに幅広い人に知ってもらって、使ってもらえるようにする

BIツールは金額的なハードルが高く、データ分析専門の人が使い、
中・大企業しか導入できないイメージがあります。

実際に有名なBIツールは導入費用が高く、零細企業や(設立したばかりの)ベンチャー、
NGO/NPOなどのような組織がデータ活用のためにBIツールを導入することは、
金銭的に非常に難しいです。

しかし、最近ではBIが一般的になり、
オープンソースや安く提供しているベンチャーが出てきています。

また、BI業界の最近のキーワードは「セルフ(サービス)BI」で、
誰でも使えるBIを目指すBIベンダーが増えていることも、
今後、BIの間口を広めることになると思っています。

そこで、当ブログでは様々なBIツールやその使い方などを紹介していきます。

更新頻度はあまり高くないかもしれませんが、
長く続けられるように頑張ります。

よろしくお願いします。